Vol.32, No.1, Apr. 2005 臨床試験登録公開と「いわゆる混合診療」問題
Clinical trial registration and the issue of "Mixed health insurance"
   
目 次
 
●巻頭言
  臨床試験の登録公開の意義−P or P: publish or perish?混合診療へ影響するか?
清水直容 4-6
 
●臨床試験登録公開と「いわゆる混合診療」問題    
 
・特集 臨床試験の登録公開制度
     −医学雑誌編集者国際委員会(ICMJE)の声明を受けて
   
  日本の薬事制度における臨床試験成績の公表について 森 和彦 7-13
  臨床試験の登録と試験結果の開示について 魚井 徹 15-24
  臨床試験の登録と公開−医療機関の視点から− 佐瀬一洋,土井 香,嘉田晃子 25-36
  小児・青年期うつ病性障害に対するSSRI禁忌措置:臨床試験は必要だったか? 斉尾武郎 37-44
  公共財としての臨床試験情報−登録公開の三極比較と改革への提言− 福島雅典,栗原千絵子,光石忠敬 45-64
  薬害防止と医薬品情報公開の重要性 医薬ビジランスの活動を通して 浜 六郎 65-98
  イデアフォーの取り組みから考える患者にとっての「臨床試験」 浅野泰世 99-104
  患者と薬害被害者の視線の交錯点としての臨床試験 花井十伍 105-9
  バンクーバーグループ,レファレンススタイルから出版倫理へ 山崎茂明 111-3
  臨床試験の公開登録制度と医学ジャーナリズム 岩石隆光 115-6
  座談会:臨床試験登録公開と医師主導治験の動向 「臨床評価」編集部 117-36
    資料1・発刊の辞(和文・英文) 佐藤倚男 137-8
    資料2・臨床試験結果公表制限特約と試験者の法的責任(和文・英文) 光石忠敬 139-43
    資料3・臨床試験登録:医学雑誌編集者国際委員会の声明 De Angelis C,Drazen JM,Frizelle FA,他
(訳 斉尾武郎,光石忠敬,福島雅典)
145-7
 
・特集 「いわゆる混合診療」と未承認薬問題    
  座談会:混合診療問題・未承認薬問題が治験制度にもたらすインパクト 関野秀人,上田慶二,栗原雅直,他 149-212
 
●原著    
  経口中絶薬mifepristoneの個人輸入 松本佳代子,早乙女智子 213-31
  医学生の臨床活動をめぐる諸問題
    教育目的としての無免許医行為の制度的位置づけ
井上悠輔 233-57
  治験に対する医師,患者,治験コーディネーターの意識調査 福長豊己,池田博昭,塚本秀利,他 259-70
 
●資料    
  フランス研究対象者保護法の全面改正・解説 島次郎 271-84
  フランス保健医療法典 第一部 第一編 第2章 生物医学研究 (監訳 島次郎) 285-95
  F法の応用としてのスクリーニング必要数(NNS)
    −治療必要数(NNT)関連諸指標の整理−
斉尾武郎,藤田利治 297-9
  スクリーニング必要数:疾病スクリーニングのための統計量の開発 Rembold CM
(訳 斉尾武郎,藤田利治)
301-10
  FDAファーマコゲノミクスガイダンス−医薬品開発に対するインパクト− Ronald A. Salerno
(訳 東 純一,加藤恭一)
311-22
 
●Forum    
  β-ラクタム抗生物質が神経病に効く! 中島 章 323
  薬の値段の内幕 中島 章 323-4
  イレッサ検討会(2005年1月20日)に傍聴者として参加して 廣島彰彦 324-7
 
佐藤倚男先生を悼む 栗原雅直 329-30
 
投稿規定(和文・英文)   331-6
 
編集後記 大橋和史 337


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