- 臨床試験の企業以外のスポンサー
−公的もしくはNGOの研究助成機関として−
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・他との比較・位置づけが分かり、臨床試験が助成するに値するかの判断の質が高まる。 |
(−) |
- 臨床試験のスポンサー企業
−製薬企業、医療器具企業など−
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・EBMに貢献できる。 ・患者リクルートの機能ももつ。 ・情報公開が進んでいる企業イメージが上がる。 |
・登録した情報の内容に対して責任が生じる。 ・運営・維持コストがかかる。とくにネガティブな試験の公開
・維持は費用がかかる。 ・早期の段階での公開は、企業間戦争に不利となる。 |
- 医薬品規制当局
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・申請時や治験相談でのアドバイスの質が上がる。 ・意味のない試験を止めるようにアドバイスできる。
・保険薬価収載など医療経済的施策に生かせる。 |
(−) |
- システマティック・レビューアー
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・パブリケーション・バイアスを避けられる。 |
(−) |
- 医療機関
−臨床試験実施機関として−
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・他との比較・位置づけが分かり、意味のない試験(効きそうにない試験、すでに充分evidenceのある
試験)への参加が避けられる。 ・他との比較によって、IRBの審査の質が向上する。 ・多施設共同臨床試験への道が開ける。 |
(−) |
- 臨床医
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・EBMの実践に役立つ。 |
(−) |
- 患者
−医療のパートナーとして、また被験者として−
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・関連する臨床試験が公開されていることで、現時点での治療への理解が深まる。
・試験が参加に値するか、他との比較・位置づけが分かる。 |
(−) |