QUOROM声明によるメタアナリシス論文を投稿する際のチェックリスト1)
(本チェックリストは、著者、編集者、査読者が、メタアナリシス論文中に必要な情報が入っていることを確認するためのものである)

第1著者名                  論文タイトル名                                  
見出し
(Heading)
副見出し
(Subheading)
記述項目
(Descriptor)
報告し
たか?(Y/N)
原稿の何頁に?
タイトル Title 1. 「メタアナリシス」もしくは「システマティックレビュー」のことばを含む。 ________ ________
抄録 Abstract 2. 構造化抄録を用いる。 ________ ________
目的
 Objectives
以下を記述する。
3. 臨床的疑問を明示的に。
________ ________
データ源
 Data sources
4. データベース(リスト)と他の情報源。 ________ ________
レビュー方法
 Review methods
5. 選択基準(研究対象集団、介入、アウトカム、研究デザイン)。妥当性評価、データのアブストラクト 化、研究の特性、の各方法。再現を充分に可能とするような、定量的なデータ合成法。 ________ ________
結果
 Results
6. 組み入れられたRCTと除外されたRCTそれぞれの特性。定性的・定量的知見(点推定値と信頼区間)。 サブグループ解析。 ________ ________
結論
 Conclusion
7. 主たる結果。 ________ ________
はじめに
 Introduction
8. 明示的な臨床的疑問、介入で行う生物学的合理性、レビューの合理性。 ________ ________
方法
 Methods
サーチ
 Searching
9. 詳細な情報源(データベース、登録、個人のファイル、専門家からの情報、機関、ハンドサーチ)、 制限(対象とした年、出版の状態、出版言語)。 ________ ________
選択
 Selection
10. 組入れと除外基準(研究対象集団、介入、主たるアウトカム、研究デザイン)。 ________ ________
妥当性評価
 Validity
 assessment
11. 用いられた基準とプロセス(マスク法、質評価、その結果)。 ________ ________
データのアブストラクト化
 Data abstraction
12. 用いられたプロセス(独立して、二重に行う、など)。 ________ ________
研究の特性
 Study
 characteristics
13. 研究デザイン、被験者の特性、介入の詳細、アウトカムの定義、など。臨床的異質性が どう評価されたか。 ________ ________
定量的データ合成
 Quantitative
 data synthesis
14. 主たる効果指標(リスク比など)、結果の併合法(統計学的検定と信頼区間)、欠測値の処理。 統計学的異質性がどう評価されたか。感度解析と層別解析について事前の設定根拠。出版バイアスの評価。 ________ ________
結果
 Results
トライアルのフロー
 Trial flow
15. トライアルの流れをまとめるメタアナリシスのプロファイルを示す(図参照)。 ________ ________
研究の特性
 Study
 characteristics
16. それぞれのトライアルの特性を記す(年令、症例数、介入内容、用量、介入期間、追跡期間など)。 ________ ________
定量的データ合成
 Quantitative
 data synthesis
17. トライアルの選択や妥当性評価の一致度。単純なまとめの結果(各トライアルでの各治療群、 各主要アウトカムについて)、ITT解析に用いられる効果サイズと信頼区間を計算するに必要なデータ(2×2分割表、平均とSD、割合など)。 ________ ________
考察
 Discussion
18. 主たる知見のまとめ。内的・外的妥当性にもとづく、臨床的推論。入手可能なエビデンス全体のなか での結果の解釈。レビュープロセスにおいて可能性のあるバイアス(出版バイアスなど)。将来の研究テーマの提案。 ________ ________

1) Moher D, Cook DJ, Eastwood S, et. al. Improving the quality of reports of meta-analysis of randomised controlled trials: the QUOROM statement. The Lancet 1999; 354: 1896-900
津谷喜一郎・折笠秀樹・熊井智子作成   QUOROM checklist in Japanese [HTML版] ver. 1.7 (17 May 2005)