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背景の報告には以下の事項が含まれるべきである。 |
問題の定義。 |
仮説の設定。 |
研究結果の説明。 |
使用された曝露もしくは介入のタイプ。 |
使用された研究デザイン。 |
研究対象集団。 |
検索ストラテジーの報告には以下の事項が含まれるべきである。 |
検索担当者の適格性(例えば、図書館員および調査員)。 |
検索ストラテジー―統合および検索用語(キーワード)に含まれる期限も含めて。 |
すべての入手可能な研究を盛り込む努力―著者との連絡も含む。 |
調査対象となったすべてのデータベースおよび記録。 |
調査のために使用されたソフトウエアの名前とバージョン―特別機能(explosionなど)も含む。 |
ハンドサーチの使用について(例えば、入手した論文の参考文献リスト)。 |
特定された文献のリストおよび除外された文献のリスト―除外の妥当性に関する理由も含めて。 |
英語以外で発表された文献の取り扱い方法。 |
抄録および未発表の研究の取り扱い方法。 |
いかなる形式であれ著者と連絡をとった事実があれば、それについての説明。 |
方法の報告には以下の事項が含まれるべきである。 |
検証すべき仮説を評価するために集められた研究の関連性および適切さについての記述。 |
データの選択およびコード化に関する論理的根拠(例えば、確固とした臨床的原則、または臨床上の便宜)。 |
データの分類とコード化の方法に関する詳細な記述(例えば、複数評価者、盲検、評価者間信頼性)。 |
交絡因子の評価(例えば、適切な設定であれば、研究の症例と対照の比較可能性)。 |
研究の質の評価。研究の質の評価者に対する盲検(研究結果の予測因子の層別化または回帰)を含む。 |
不均一性の評価。 |
統計学的手法について、その再現を可能にする詳細な記述(例えば、固定効果モデルまたはランダム効果モデルについての詳細な記述、選択されたモデルが研究結果の予測因子となりうるものかどうかについての正当な理由、用量反応モデル、累積メタアナリシス)。 |
適切な表およびグラフの準備。 |
結果の報告には以下の事項が含まれるべきである。 |
個々の研究における推定値および研究全体としての推定値をまとめたグラフ。 |
報告に含まれる各研究についての記述的情報を盛り込んだ表。 |
感度分析の結果(例えば、サブグループ解析)。 |
知見における統計学的不確かさの指摘。 |
考察の報告には以下の事項が含まれるべきである。 |
バイアスの量的評価(例えば、出版バイアス)。 |
除外の妥当性に関する説明(例えば、非英語引用文献の除外)。 |
解析に含まれたすべての研究の質的評価。 |
結論の報告には以下の事項が含まれるべきである。 |
観察結果に対する他の説明の考慮。 |
結論の一般化(提示されたデータに対し適切で、また文献レビューの範囲内での一般化)。 |
これからの研究に向けての指針。 |
財源の公表。 |